子宮頸がんワクチンとは
子宮頸がんワクチンは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防するためのワクチンで、HPVワクチンとも呼ばれます。子宮頸がんの主な原因であるHPVの感染を防ぐことで、子宮頸がんの発症リスクを大幅に減少させることが期待されています。
同ワクチンは小学6年生〜高校1年生の年齢に相当する女子を対象にした定期予防接種になります。対象となる方については全額公費負担となります。
当クリニックのワクチン種類
- シルガード9(9価ワクチン)
特徴
ガーダシルがカバーする16型、18型、6型、11型に加え、31型、33型、45型、52型、58型に対する予防効果もあります。
最も広範囲のHPVタイプに対応しており、予防効果が高いとされています(80~90%)。
接種スケジュール:
- 15歳未満での初回接種
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- 1回目:初回接種
- 2回目:1回目から6ヵ月後
- 15歳以上での初回接種
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- 1回目:初回接種
- 2回目:1回目から2ヵ月後
- 3回目:1回目から6ヵ月後
副作用について
子宮頸がんワクチンには、以下のような副作用が報告されています。
- 注射部位:発赤、腫脹、疼痛など
- 全身症状:頭痛、発熱、筋肉痛、関節痛、失神など
非常にまれではありますが、重度の健康被害が生じることもあります。その場合、予防接種健康被害救済制度によって救済が受けられる場合があります。詳細は、厚生労働省の公式サイト をご確認ください。