- 2026年8月3日
- 2026年7月31日
教えて!岩佐院長【妊活】~妊活中のビタミンD不足に注意?最新の検査トピック~

こんにちは、枚方市香里園町にあるイワサクリニック院長の岩佐です。
妊活を始めると、AMH(卵巣予備能)やホルモンバランスの検査など、さまざまな数値が気になりますよね。
その中で、近年注目されている「ビタミンD」という最新の検査トピックについてお話しします。
1. なぜ妊活に「ビタミンD」が関係あるの?
一般的にビタミンDといえば「骨を強くする栄養素」というイメージが強いかもしれません。
しかし最新の知見では、不妊症の分野においても非常に重要な役割を担っていることが分かってきました 。
当院の検査項目でも、女性のホルモン検査の一つとして「25-OH ビタミンD」の測定を行っています 。
この検査は、単なる栄養チェックではなく、妊娠しやすい体づくりのための「最新の知見」に基づいた大切なアセスメントなのです 。
2. 検査の重要度とタイミング
当院では、このビタミンD検査を「するほうが望ましい」という必要度で位置づけています 。
不妊治療には、排卵障害(PCOSなど)や卵管の異常、子宮内膜の異常など、さまざまな要因が絡み合っています 。
特に着床は、内膜の厚さ(最低7mm以上必要)やポリープの有無といった物理的な要因だけでなく、栄養状態などの体内環境も大きく影響します 。
3. AMH検査との組み合わせ
ビタミンDと併せてチェックしておきたいのが、卵巣にどれくらい卵子が残っているかの目安となる「AMH(アンチミューラリアンホルモン)」です 。
加齢に伴い、どうしても卵子の数や質は低下し、出産成功率にも影響を与えます 。
限られた時間を有効に使うためにも、ビタミンDのような微量栄養素を含め、多角的に体の状態を整えておくことが「授かり」への近道となります 。
<AMH検査については、こちらのブログをご覧ください>
クリニックからのお知らせ~AMH検査の助成金が受けられるようになりました~ | ブログ 枚方市|産科・婦人科|不妊治療|イワサクリニック
4. 現代女性に多い「ビタミンD不足」
実は、現代の日本人女性の多くがビタミンD不足の状態にあると言われています。
日焼け対策や不規則な食生活が影響していることもありますが、妊活中の方は特に意識的な摂取やチェックが推奨されます。
もし検査で数値が低いことが分かっても、食事やサプリメントで補うことで改善が可能です。
5. さいごに
「ビタミンDの検査なんて聞いたことがなかった」という方もいらっしゃるかもしれませんが、こうした最新の検査トピックを取り入れることで、これまで見えてこなかった「妊娠へのヒント」が見つかることもあります 。
当院では、従来からの基礎体温チェックや超音波検査に加え、こうした最新のエビデンスに基づいた検査も柔軟に組み合わせています 。
「何を調べればいいのか分からない」という方も、まずは一度ご相談ください。お一人おひとりに最適な検査プランを一緒に考えていきましょう。
岩佐弘一 プロフィール
ホルモン研究とガイドライン執筆の経験を、あなたの健康へ
大学時代より、女性の健康の要である「女性ホルモン」の研究に深く携わってまいりました。 その専門性を活かし、日本産婦人科学会の「低用量ピルガイドライン」や更年期女性に関する数多くの論文の執筆活動など、正しい医療情報の普及にも力を入れています。
