• 2026年8月24日
  • 2026年8月17日

教えて!岩佐院長~【婦人科の病気】生理の量が多い・痛みが強い…それ「子宮筋腫」かもしれません~専門医がやさしく解説!

こんにちは。
枚方市香里園町にあるイワサクリニック院長の岩佐です。

今回は、多くの女性が悩まれている「子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)」についてお話しします。

「最近、生理の量が増えた気がする」「貧血で疲れやすい」といった症状はありませんか?

実はそれ、子宮筋腫が原因かもしれません。

患者さんからよくいただく質問をQ&A形式でまとめました。

Q1. 子宮筋腫ってどんな病気?放っておくとガンになりますか?

A. 子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる「良性の腫瘍(こぶ)」です。

非常にありふれた病気で、30歳以上の女性の20〜30%、潜在的には70%以上の方が持っているとも言われています。

良性ですので、この腫瘍がガン(悪性)に変わることはありません。その点は安心してください。

ただし、まれに「子宮肉腫」という悪性の病気と見分けがつきにくい場合があるため、正確な診断が大切です。

Q2. どんな症状があると「子宮筋腫」の可能性がありますか?

A. 代表的な症状は以下の通りです。

  • 過多月経: 生理の血の量が非常に多く、レバーのような塊が出る。
  • 貧血: 生理による出血が多くなることで、ふらつきや疲れやすさを感じる。
  • 月経困難症: 生理痛がひどい。
  • 圧迫症状: 筋腫が大きくなると、周りの臓器を圧迫して、頻尿(トイレが近い)や便秘、腰痛などが起こることがあります。意外にも約半数の方は無症状で、検診で偶然見つかることも多いです。

Q3. 検査ではどのようなことをしますか?

A. まずは超音波(エコー)検査を行います。

お腹の上から、あるいは膣の中から器具をあてて、筋腫の大きさや位置を短時間で確認できる、痛みや負担の少ない検査です。

より詳しく調べる必要がある場合には、MRI検査を行うこともあります。MRIは筋腫の数や場所を正確に把握でき、手術が必要な場合の診断に非常に有効です。

Q4. 治療は必ず「手術」が必要なのでしょうか?

A. いいえ、すべての患者さんに手術が必要なわけではありません。

症状がない場合や、閉経が近く筋腫が小さくなることが予想される場合は、半年〜1年ごとの経過観察で済むことも多いです。

治療が必要な場合は、年齢や今後の妊娠希望、症状の程度に合わせて、「お薬による治療」か「手術」を選択します。

まとめ:一人で悩まず、まずは気軽にご相談を

子宮筋腫は命に関わる病気ではありませんが、放置すると重い貧血や痛みで、仕事や家事などのQOL(生活の質)を大きく下げてしまいます

「これくらいなら我慢できる」と思わず、生理のお悩みがある方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

あなたに合った最適な治療法を一緒に考えていきましょう。

イワサクリニック |枚方市  Web予約受付

岩佐弘一 プロフィール
ホルモン研究とガイドライン執筆の経験を、あなたの健康へ

大学時代より、女性の健康の要である「女性ホルモン」の研究に深く携わってまいりました。 その専門性を活かし、日本産婦人科学会の「低用量ピルガイドライン」や更年期女性に関する数多くの論文の執筆活動など、正しい医療情報の普及にも力を入れています。

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