- 2026年9月28日
- 2026年9月25日
教えて!岩佐院長~望まない妊娠を防ぐために~低用量ピル・アフターピルの効果とよくある疑問Q&A

枚方市香里園町にあるイワサクリニック院長の岩佐です。
「もし妊娠していたらどうしよう…」という不安を抱えながら過ごすのは、心身ともに大きな負担となります。
ご自身の大切なからだや将来を守るために、自分自身でコントロールできる確実性の高い避妊方法を知っておくことはとても重要です。
当院では、望まない妊娠を防ぐ選択肢として「低用量ピル(OC/LEP)」の処方や、緊急時の「アフターピル(緊急避妊薬)」の対応を行っています。
「ピルって身体に影響はないの?」「避妊に失敗したときはどうすればいい?」という方に向けて、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
低用量ピル・アフターピルに関するよくある質問Q&A
Q1. 低用量ピルはどれくらい避妊効果がありますか?
A. 正しく毎日服用すれば、99%以上の高い避妊効果が得られます。
コンドームの破れや装着ミスなどによる妊娠のリスクに比べ、低用量ピルは女性自身が主体的にコントロールできる確実性の高い避妊方法です。
排卵を抑え、子宮内膜を厚くさせないことで受精卵の着床を防ぎます。
※注意点
低用量ピルは高い避妊効果を持ちますが、性感染症(STI)を防ぐことはできません。性感染症予防のためには、コンドームとの併用をおすすめしています。
Q2. ピルを飲むと太ったり、将来妊娠しにくくなったりしませんか?
A. 体重増加への直接的な影響や、将来の不妊につながるリスクはありません。
- 体重について
「ピルを飲むと太る」と言われることがありますが、現在の低用量ピルで直接的に体重が増加することはありません。飲み始めの時期にホルモンバランスの変化で一時的なむくみを感じることがありますが、体が慣れると落ち着くことがほとんどです。
- 将来の妊娠への影響
ピルの服用を中止すれば、通常1〜3ヶ月程度で排卵周期が戻り、妊娠可能な状態に復帰します。将来の不妊につながる心配はありませんのでご安心ください。
Q3. 副作用(吐き気や血栓症)が心配ですが大丈夫ですか?
A. 飲み始めの一時的な症状は数週間で治まることが多く、事前の問診で安全性を確認して処方します。
飲み始めの1〜2ヶ月は、軽度の吐き気、不正出血、頭痛、乳房の張りなどを感じることがあります。これらは体がホルモン変化に慣れるにつれて軽減していきます。
また、頻度は非常にまれ(数千人に1人程度)ですが、「血栓症(血のかたまりができる病気)」のリスクが少し高まることが知られています。
当院では、事前の問診や血圧測定などを丁寧に行い、安全に服用いただけるかをしっかり確認した上で処方しております。
Q4. 万が一、飲み忘れてしまった場合はどうすればいいですか?
A. 飲み忘れた日数(1錠か2錠以上か)によって対処法が異なります。
1錠(1日分)の飲み忘れであれば、気付いた時点でできるだけ早く1錠を服用し、その日の分の錠剤も定刻に服用します(1日に2錠飲む形になります)。
2日以上連続で飲み忘れてしまった場合は、避妊効果が低下する可能性があるため、速やかに当院までご相談ください。
Q5. コンドームが破れたり避妊に失敗した時はどうすればいいですか?(アフターピルについて)
A. 72時間(または120時間)以内にアフターピル(緊急避妊薬)を服用することで、望まない妊娠を防ぐことができます。
避妊の失敗や予期せぬ性交渉があった場合は、時間との勝負になります。できるだけ早く医療機関を受診してください。
- 服用のタイミング
性交渉後72時間(3日)以内(お薬の種類によっては120時間以内)の服用が必要です。時間が経過するほど避妊成功率は低下するため、できる限り早めの服用が大切です。
- 効果と仕組み
大量の黄体ホルモンを一時的に取り込むことで排卵を抑えたり遅らせたりし、受精や着床を防ぎます。
- 服用後の注意点
一時的な吐き気や頭痛、不正出血が起こる場合があります。また、アフターピルは100%の避妊を保証するものではありません。服用後、数日〜3週間以内に予定どおりの生理(または消退出血)が来るかを確認することが重要です。
Q6. 受診時の流れや、内診があるかが不安です。
A. 避妊目的(ピル・アフターピル)の処方であれば、基本的に問診と血圧測定・体重測定がメインとなります。
「産婦人科に行くとすぐ内診(内診台での診察)をされるのでは…」と不安に思われる方も多くいらっしゃいますが、低用量ピルやアフターピルの処方において内診が必須となるわけではありません。
丁寧な問診を行い、持病やライフスタイルに合わせたお薬をご提案します。
当院には女性医師の外来もありますので、不安なことや気になる症状があれば、気軽にご相談ください。
女性医師の診療日はトップページで確認出来ます。
※変更が生じる場合がございますので、新着情報よりご確認ください。
枚方市|産科・婦人科|不妊治療|イワサクリニック
医師紹介ページはこちら
枚方市|産科・婦人科|不妊治療|イワサクリニック|医師紹介
東弥生医師のインタビュー記事
岩佐 弘一 院長、東 弥生 先生の独自取材記事(医療法人 イワサクリニック)|ドクターズ・ファイル
ひとりで悩まず、できるだけ早くご相談ください
避妊についての悩みや「もしかして…」という不安は、身近な人にも相談しづらいものです。
望まない妊娠への不安を和らげ、自分自身の大切なからだを守るために、当院ではプライバシーに配慮した迅速な診療を行っています。
ひとりで抱え込まずにまずはご相談ください。
診療のご予約はこちらから
イワサクリニック |枚方市 Web予約受付
岩佐弘一 プロフィール
ホルモン研究とガイドライン執筆の経験を、あなたの健康へ
大学時代より、女性の健康の要である「女性ホルモン」の研究に深く携わってまいりました。 その専門性を活かし、日本産婦人科学会の「低用量ピルガイドライン」や更年期女性に関する数多くの論文の執筆活動など、正しい医療情報の普及にも力を入れています。
