• 2026年3月24日

女性の味方「エクオール」の最新事情:あなたは作れる派?作れない派?

こんにちは。院長の岩佐です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

最近、更年期世代の女性の間で注目を集めている「エクオール」。大豆イソフラボンが腸内細菌によって形を変えた成分ですが、東京都長寿健康医療センターの最新の研究では、「エクオールを体内で作れるかどうかが、更年期症状の重さだけでなく、将来的なメタボリックシンドロームや骨密度のリスク管理にも深く関わっている」というエッセンスが報告されています。

https://www.tmghig.jp/research/release/cms_upload/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E6%A6%82%E8%A6%81_49.pdf

「大豆を食べているから大丈夫」と思われがちですが、実は個人差が大きいこのテーマ。今回は、患者様からよくいただく質問をQ&A形式でまとめました。

Q1. エクオールって、そもそも何が良いのですか?

A. 女性ホルモン(エストロゲン)とよく似た働きをしてくれる「助っ人」です。

更年期になりエストロゲンが急減すると、ホットフラッシュやイライラ、骨密度の低下などが起こります。エクオールはこれらを和らげるだけでなく、最新の研究では血管の老化抑制や糖代謝の改善など、生活習慣病の予防面でも期待されています。

Q2. 大豆製品を食べていれば、誰でも体内で作れるの?

A. 残念ながら、日本人の約2人に1人しか作ることができません。

大豆イソフラボンをエクオールに変換するには、特定の「腸内細菌」が必要です。この菌を持っている人は、大豆を食べることで恩恵を受けられますが、持っていない人はどれだけ大豆を食べてもエクオールは産生されません。また、菌を持っていても腸内環境が乱れていると十分に作られないこともあります。

Q3. 自分が「作れるタイプ」か知る方法はありますか?

A. 簡易的な尿検査(ソイチェックなど)で調べることが可能です。

ご自身がエクオールを産生できているレベルが5段階などで判定されます。まずは自分の現状を知ることが、食生活を見直す第一歩になります。気になる方は、診察時に気軽にご相談ください。

Q4. 「作れないタイプ」だった場合、どうすればいいですか?

A. サプリメントで直接「エクオール」を摂取するのが効率的です。

腸内で作れないのであれば、すでにエクオール化されたものを外から補うのが近道です。実際にサプリメントの摂取によって、更年期症状の改善や、首・肩の凝りの軽減、肌のシワ抑制などに効果があったという臨床データも多く出ています。

Q5. 「作れるタイプ」の人も、もっと産生能を高めることはできますか?

A. はい、腸内環境を整える「菌活」が有効です!

エクオール産生菌の餌となる「食物繊維」を積極的に摂りましょう。また、毎日大豆製品(納豆や豆腐など)を食べ続けることで、産生菌が活発に働くようになります。

院長よりメッセージ

「最近、疲れが取れない」「急に汗が出る」といった症状は、体が変化しているサインです。エクオールの力を賢く借りることで、更年期をより健やかに、自分らしく過ごすことができます。自分に合った対策を一緒に考えていきましょう。

当院でもエクオールのサプリメントを販売しています。お気軽にお問い合わせください。

おまけエクオールの生産性を高める簡単レシピをご紹介します。


1. 納豆とオクラのねばねば和え

【ポイント】 発酵食品(納豆)×水溶性食物繊維(オクラ)で腸内細菌を元気に!

  • 材料: 納豆1パック、冷凍オクラ(スライス済みのものが便利)30g、めんつゆ少々。
  • 作り方:
    1. 解凍したオクラと納豆を混ぜ合わせる。
    2. 付属のタレか、めんつゆで味を整える。
    3. お好みで刻み海苔を振ると風味UP。

2. ひじきと大豆のサラダ

【ポイント】 水煮大豆をそのまま使うことで、イソフラボンを手軽に摂取。

  • 材料: 大豆の水煮(ドライパック)50g、ひじき煮(市販のお惣菜でも可)適量、マヨネーズ。
  • 作り方:
    1. ボウルに大豆と水気を切ったひじきを入れる。
    2. マヨネーズ(またはポン酢+ごま油)で和えるだけ。
    3. ツナ缶を混ぜるとお子様も食べやすい味になります。

3. たたききゅうりの塩麹和え

【ポイント】 塩麹に含まれる酵素が、腸内の善玉菌の働きをサポート。

  • 材料: きゅうり1本、塩麹(液体でもペーストでも)小さじ1〜2、ごま油少々。
  • 作り方:
    1. きゅうりを袋に入れ、棒などで叩いて割る(味の染みがよくなります)。
    2. 塩麹とごま油を加え、袋の上から軽く揉む。
    3. 5分ほど置けば完成。

4. アボカドと豆乳の冷製スープ

【ポイント】 牛乳を豆乳に置き換えるだけ。良質な脂質とイソフラボンを同時に。

  • 材料: アボカド1/2個、無調整豆乳150ml、白だし小さじ1、黒胡椒。
  • 作り方:
    1. アボカドをボウルの中でフォークで潰す。
    2. 豆乳と白だしを加えてよく混ぜる。
    3. 仕上げに黒胡椒を振る。

5. ごぼうと豆腐の胡麻和え

【ポイント】 不溶性食物繊維(ごぼう)が腸を刺激し、豆腐がイソフラボンを補給。

  • 材料: 充填豆腐(小1個)、市販のごぼうサラダ(または茹でたごぼう)、すりごま。
  • 作り方:
    1. 器に豆腐を入れ、その上にごぼうサラダを乗せる。
    2. すりごまをたっぷりかけ、豆腐を崩しながら混ぜて食べる。
    3. 味が薄ければ醤油を一垂らし。

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