- 2026年2月9日
教えて!岩佐院長~不妊治療の第一歩。最初の検査、何をする?費用や準備は?~

「赤ちゃんが欲しいけれど、なかなか授からない……」
「不妊治療のクリニックって、何をされるのか不安」
そんな思いを抱えている方は少なくありません。今日は、不妊治療のスタートラインで行われる「基本検査」について、分かりやすく解説します。
そもそも、どんな検査をするの?
妊娠は「卵子」「精子」「出会う場所(卵管)」「育つ場所(子宮)」のすべてが揃って成立します。そのため、検査は女性側・男性側両方で行うのが理想的です。
● 女性の検査: ホルモン採血、超音波検査、卵管の通り具合の確認など
● 男性の検査: 精液検査(非常に重要です!)
気になる「卵管」と「子宮」の検査
特に不安を感じやすいのが、以下の2つの検査です。
● 卵管通気・通水検査: 卵子と精子の通り道が詰まっていないかを調べます。検査後は「ゴールデン期間」と呼ばれ、通りが良くなることで妊娠率が上がるとも言われています。
● 子宮鏡検査: 細いカメラで子宮の内部を直接見ます。着床を妨げるポリープなどがないかを確認する「内装チェック」のようなものです。(※当院では実施しておりません)
これらは、効率よく治療を進めるための「地図作り」です。痛みが不安な方は、鎮痛剤の使用なども可能ですので、遠慮なくご相談ください。
費用はどれくらい?(保険適用の目安)
2022年からの保険適用により、窓口での負担は以前より軽減されました。
● 初診時の目安: 5,000円〜15,000円程度(検査内容によります)
● 各検査: 数千円(3割負担の場合)
※一部、自費診療(AMH検査など)が含まれる場合がありますが、事前にお伝えしますのでご安心ください。
初診のときに準備するもの
● マイナンバーカード(保険証)
● 生理周期のメモ(いつ始まったか、何日間か)
● 基礎体温表(あればでOK!アプリの画面でも大丈夫です)
● 着脱しやすい服装(上下分かれた服がスムーズです)
岩佐院長からのメッセージ
「不妊症」という診断は、決してゴールではなく、あなたに合った近道を見つけるためのスタートです。最初からすべての検査を無理に受ける必要はありません。
まずは、お話を聞かせていただくことから始めませんか?あなたのペースを大切に、一緒に歩んでいきましょう。
岩佐弘一 プロフィール
ホルモン研究とガイドライン執筆の経験を、あなたの健康へ
大学時代より、女性の健康の要である「女性ホルモン」の研究に深く携わってまいりました。 その専門性を活かし、日本産婦人科学会の「低用量ピルガイドライン」や更年期女性に関する数多くの論文の執筆活動など、正しい医療情報の普及にも力を入れています。
