- 2026年3月13日
クリニックからのお知らせ~AMH検査の助成金が受けられるようになりました~
大阪府が実施している「早発卵巣不全患者等妊よう性温存治療助成試行事業」の登録医療機関としてAMH検査の助成金が受けられるようになりました
AMH検査ってどんな検査?
AMH(アンチミューラリアンホルモン)検査は、一言でいうと「卵巣の中に、卵子があとどれくらい残っているか(卵子の在庫数)」を推測する検査です。
多くの女性が「閉経近くになるまで大丈夫」と思いがちですが、実は卵子の減り方には個人差が非常に大きいため、最近注目されている検査です。

AMH検査の3つの特徴
• 血液検査だけでわかる
健康診断の採血と同じように、腕から血を抜くだけで調べられます。体への負担は最小限です。
• いつでも受けられる
女性ホルモンの値は生理周期によって激しく変動しますが、AMHは周期による変動が少ないため、生理の日に関係なくいつでも検査が可能です。
• 「卵子の質」ではなく「数」の目安
ここが一番の注意点です。「卵子がまだたくさんある=妊娠しやすい(質が良い)」という意味ではありません。 あくまで「あとどれくらいの期間、排卵が続きそうか」というタイムリミットを知るための指標です。
なぜこの検査が大事なの?
卵子は生まれたときが一番多く、その後は新しく作られることなく減る一方です。
「早発卵巣不全」のように、20代や30代で卵子が急激に減ってしまうケースもあります。
•「まだ大丈夫」か「早めのアクションが必要」かを判断する材料になる
• 将来のライフプラン(いつ結婚・出産するか、または卵子凍結するか)を立てやすくなる
検査結果の見方(イメージ)
検査結果は数値で出ます。ご自身の年齢の平均値と比較して判断します。
数値が高い:卵子の在庫が十分にあります。ただし、多すぎると「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」の可能性もあります。
数値が低い:卵子の在庫が少なくなっています。早めに妊活を始めるか、卵子凍結などの検討が必要なサインです。
「数値が低い=妊娠できない」ではありません。
卵子が残り少なくても、その1つの卵子の質が良ければ妊娠は可能です。逆に数値が高くても、質の問題で妊娠しにくい場合もあります。あくまで「今の自分の立ち位置を知るためのもの」と捉えてくださいね。
AMH検査の費用
当院ではAMH検査を8,000円(税込)で実施しており、大阪府の助成金(上限1万円)の範囲内で受けることが可能です。
「早発卵巣不全患者等妊よう性温存治療助成試行事業」とは?
「将来子どもがほしいけれど、卵巣の機能が低下している(またはその不安がある)若い女性が、将来に備えて『卵子凍結』などを行う費用を大阪府がサポートする制度」です。
誰が対象になるの?(主な条件)
基本的には、以下のすべてに当てはまる方が対象です。
● 大阪府内に住んでいる女性
● 年齢が 18歳から39歳 であること(※一部メニューは42歳まで)
● 未婚 であること(卵子凍結時点)
何を助成してくれるの?(支援内容)
大きく分けて3つのステップでサポートが受けられます。
① 知る:プレコンセプションケア講座
まずはオンラインで、自分の体や妊娠に関する正しい知識を学ぶ講座を受けます。
② 調べる:AMH検査(卵巣予備能検査)
卵巣にどれくらい卵子が残っているかの目安を測る血液検査の費用を助成します(上限1万円)。*詳しくは後半に掲載しています
③ 備える:卵子凍結・凍結保存 ※現在当院では助成金の対象外です
検査の結果、卵子の数が少ないと判断された方などが、将来のために卵子を凍結して保存する費用を助成します(上限20万円など)。
どうすれば受けられるの?(大まかな流れ)
- オンライン講座を受ける
大阪府のホームページから申し込み、動画を視聴してアンケートに答えます。 - 病院で検査を受ける
府が指定する医療機関でAMH検査を受けます。 - 必要に応じて治療・保存へ
検査結果を見て医師と相談し、条件を満たせば「卵子凍結」に進みます。
詳細は大阪府のホームページよりご確認ください
早発卵巣不全患者等妊よう性温存治療助成試行事業について/大阪府(おおさかふ)ホームページ [Osaka Prefectural Government]
